|
ナーエ地方の写真。車窓から。堆積岩が奇妙な形に残っている。周りには葡萄畑がある。この地域は火山岩があったり、石灰岩が出ていたりと、狭い範囲で複雑な地質分布をしているらしい。 |
|
ラインガウ地方キードリッヒ村の有名な畑。ライン河の北側で、南に向く斜面には葡萄畑が広がり、古くから良質のワインが造られる。この畑は人工的に灌漑用水が整備され、更なる品質の向上が図られている。 |
|
上の畑の土壌のUP写真。粘板岩が主体で、ところどころ石英の礫も見られる。土壌の割合が多い。黒く見えるのは葡萄の絞りかすを肥料目的で畑にまいた物。 |
|
同じくラインガウ地方の、ライン河により近い、比較的フラットな畑。草生栽培といって、畑にハーブなどの草の種を蒔いている。冬に雨が多いドイツにおいては、畑のミネラルが雨で流出してしまうので、それを防ぐ目的だそうです。春になると1列飛ばしで草を掘り起こしてしまいます。 |
|
一つ前の写真と比べて、仕立て方が違います。1つ前の写真はコルドンと呼ばれ、上の写真はハルク ボーゲンと呼ばれる仕立て方です。それぞれ理由があって仕立て方を変えているそうですが、品質にとってどちらがより優れているか、未だに良く分からないとか。ただコルドンでは、木の部分が大きいので養分を沢山貯蔵できるようで、ストレスに強いとか・・・。 |
|
長い冬が終わり、寒さが和らいでくると、剪定によってカットされたツルの先から樹液がポトポトと雫になって零れ落ちます。指で触ってみるとちょっと粘性度が高いです。 |
|
ラインヘッセンのとある風景。比較的なだらかな丘陵地帯に、葡萄畑が広がる。 |
|
ラインヘッセン地方でコストパフォーマンスに優れたワインを生産するケスター ヴォルフの畑。ハルク ボーゲン仕立てで、土壌に合わせて葡萄品種を変えている。剪定を終えた畑は整然としている。葡萄の枝は針金で固定してあり、新しい芽が出ても、上の針金で固定される。杭は木製だったが、最近は金属製の杭に変わりつつある。 |
|
同じくラインヘッセンのケスター ヴォルフの畑。なだらかな丘陵地帯にあり、ポツンポツンと休憩用の小屋が建っている。 |
|
坂本酒店で最近人気があるケスター ヴォルフのシルヴァーナ クラシックは、この畑から作られる。目の前の街がアルビグ村。ここにケスター ヴォルフの醸造所はある。ここ周辺は高い山が無く、天気がよければ遠くフランクフルトの摩天楼まで見ることができる。 |
|
小さな醸造所にとって生産者とは、農夫であり、醸造技術者であり、経営者でなければならない。ケスター ヴォルフの醸造所にはまるでラボの一角の様な部屋があり、ここでワインの仕上がりを科学的にも決めている。 |
|
ケスター ヴォルフのテイスティングルームに飾ってあった畑の石。右は赤色砂岩で、左は貝殻片を沢山含む、いわゆる石灰岩。 |
|
ファルツ地方でトップ5の生産者にあげられるゲオルグ モスバッハーの畑。古いワイン街道沿いに民家や醸造所が立ち並び、背後から山手の斜面にかけて葡萄畑が広がる。ここもハルク
ボーデン仕立て。写真右上に見える遠くにある畑は、ウンゲホイヤーと呼ばれる素晴らしい畑で、そこだけ背後の山に露出する玄武岩が堆積物として分布しており、ワインに独特の風味を与えるという。その畑のワインはインポーターにも在庫が無く、坂本酒店の地下セラーに、なんとアウスレーゼが6本眠っている。 |
|
ファルツ地方のある葡萄畑。右は剪定前。左は剪定後。1本だけ残した枝から、春から夏にかけて新しい枝が伸び、葉や葡萄がなる。そして収穫後にまた剪定する。これを毎年繰り返します。 |
|
ファルツの畑に見つけた露頭。 |
|
触ってみると、非常に細かい粒子のレス(黄砂)であることが分かる。このあたりは昔、砂漠の砂の吹き溜まりであったようで、広くレス土壌が広がっている。マリエンホフ社のレネ君によれば、これを使って屋根瓦を作るんだよとのこと。 |