川亀酒造合資会社で若くして酒を醸す二宮 靖さん。なんと30歳!!(私と同級生!!)
靖さんゴメン!!肝心の写真の目が閉じちゃってた・・・orz

 2006年9月、愛媛県の西、肱川おろしという霧と、開閉式の赤い橋、美味しい魚で有名な伊予“長浜”に行ってきました。目的は、嫁の父方の実家にいるおばあちゃんに、曾孫の顔を見せたかったからなのですが、もう1つ!愛媛の美味しい地酒を勉強してくる事も大事な目的でした。
 ありがたいことに愛媛には、店長のお友達の酒屋さんがおりまして、その方に「川亀酒造」さんを紹介して頂きました。それがまた美味しくて、魅力的なものだったのです!新しく坂本酒店にやってきた「川亀」のお酒、例によって長い文章ですが、日本酒業界に起きている、新しい波の力を存分に感じる旨い酒です。どうぞ読んでやって下さい。

 Google Earthのkmlファイルがこちらにあります(Google Earthを御利用方、右クリック→「対象をファイルに保存」で、kmlファイルをダウンロードし、開いてみてください。拡張子が.xmlに自動的に変更してしまった場合は、お手数ですが.kmlに書き換えて下さい。3D表示してみると、平野部が狭く、周りが深い山で、いかにも水が綺麗そうなロケーションです。「生活水が仕込み水です。」と、試飲中に出して頂いた水は、程よく冷えていて美味しかったです。蔵の裏手から、硬水気味の地下水が流れ、谷の本筋から軟水気味の地下水が流れてくるらしく、やや硬水気味の仕込み水で酒を造っているようです。

 「川亀酒造」は、300石にも満たない小さな酒蔵です。5〜6年前まで伊方杜氏が酒造りをしていましたが、社長である二宮 久さんの息子さんで、二宮 靖さんが大学院で醸造学を学び、後を引き継いで酒を造っています。造り始めたのは若干24〜5歳でしょうか。余計な事を詮索するつもりはありませんが、この日本酒が売れない御時世、今までの杜氏さんに辞めて頂いて、オーナー杜氏という形で再出発を図るには、人に言えないような苦労が沢山あったのではないかと思います。しかし新酒監評会に出品した酒が5年連続金賞受賞という、まさに痛快な快挙を成し遂げ、今や東京を中心に地酒ファンを唸らせているようです(この辺は飛騨に帰ってwebで調べたのですが・・・。)。こじんまりとした小さな蔵で、お世辞にも近代的とはいえない設備で、近隣のみかん農家が閑散期に手伝いに来るという労働力で、どうしてこんなにハイレベルなお酒が醸せるのか・・・。

 これは二宮 靖氏のセンスが尋常ではないとしか言い様がない・・・。

 もちろん彼の父である二宮 久さんや、指導の先生、早くから彼を支えてきた酒屋さんの支援、なによりも本人の努力があってこそとは思いますが、実際に会って話をしてみて、酒を飲んで、こう表現せざるをえません。「天才肌」と。(坂本酒店で扱うワインで言えばイタリアのディ マーヨ ノランテでしょうか。そういえばどことなく顔も似てる・・・。)
 実は酒造りを決心するまで日本酒があまり好きではなかったという靖さんは、「自分が飲んで旨い酒を造りたい」と言います。それまではワインが好きで、ドイツワインも大好きとか。そういえば酒が劣化する時に生ずる「ひねた香り」が大嫌いと語っていました。なるほど、それでフルーツみたいなピュアでクリーンな香りがするんだな。酒の貯蔵にも細心の注意を払い、大きな冷蔵庫で低温管理をしていました。酒のスタイルとしては、完全に食中酒です。地元八幡浜で獲れる新鮮な海の幸との相性も充分に考慮した酒質です。


川亀「特別本醸造」槽しぼり
4合瓶:1,260円  1.8L瓶:2,205円
麹米:松山三井(精米55%)
掛米:愛のゆめ(精米60%)

 共通して言える事だが、香りがなんともフルーティー。ちょうど良い厚みの飲み口は、普段の晩酌用として、これ以上ない満足感。綺麗に造ってあります。
 最近チーズと日本酒の相性を確かめるべく、川亀3兄弟とチーズを食べ比べているのですが、この特別本醸造は比較的オールマイティーな存在のようです。コンテやチーズフォンデュ(エメンタールとグリュイエールで作った)の様な濃厚なチーズでも、白カビのようにあっさりとしたチーズでも、青カビでも、それなりに美味しく飲めます。相手を選ばない懐の深い、食事向き定番酒です。
川亀「特別純米」槽しぼり
4合瓶:1,365円  1.8L瓶:2,625円
麹米:松山三井(精米55%)
掛米:愛のゆめ(精米60%)

 共通して言える事だが、香りがなんともフルーティー。アル添の特別本醸造は日本酒度に表示されている数字ほど辛いと感じなかったが、純米はしっかり辛さを感じます。しかし、しっかりしたボディがあるのに、綺麗に引っかかることない、滑らかな飲み口です。こんな酒を待っていたのよと、早速お客様に気にいっていただきました。
 個人的にブルーチーズとの相性を推奨します。醤油系の和風の味付けの魚と、マイルド系のブルーチーズに合わせて見てください。
川亀 限定亀甲ラベル
 「山廃純米」H17BY仕込九号
     (ひやおろし)槽しぼり

4合瓶:1,575円  1.8L瓶:2,625円
麹米:八反錦(精米50%)
掛米:松山三井(精米60%)

 共通して言える事だが、香りがなんともフルーティー。山廃といえばもっとゴツゴツとした無骨なイメージだったのですが、これはなんとも上品で落ち着いた山廃。酒蔵の中でもここでしか山廃が造れないという部屋で醸すそうです。日本酒度+8のキレのよい辛口でもあります。
 実は昨夜、ランゴドールというウォッシュチーズと合わせたのですが、なんとも言えないマイルドな組み合わせで大満足しました。


 今回仕入れたお酒、特にスタンダードの特別本醸造の旨さが光っています(個人的には特別純米が気にいりました。)。日常消費に適する価格帯で、ここまで旨い酒・・・。こういうのを探していたんです。
 私事ですが、靖さんは私(ジュニア)の同級生です。同じ世代がこうやって頑張っている姿を見ると、

   「これは負けていられない・・・」

とても刺激を受けます。また、試飲をさせていただいてる最中、終始フレンドリーで、「営業に行ってもさ〜、どうも「俺の造った酒うまいでしょ」とか言いそうになっちゃうんだよね〜」とか、ちょっと緩めのテンションで、可愛らしく?独自の雰囲気をまとっている靖さんを応援したくなってしまいました。微々たる力ですが(^^;これからどんな酒を造っていくのだろう。非常に楽しみです。







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